不便を楽しむ旅。 その9
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10/31 波照間島 3日目。
am 6:45
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「朝のニシ浜をみたい」
今日の朝1便で波照間を出るワタシは、朝の海の景色を見たくて早起き。
1人自転車をこいでいました。
朝日がのぼる少し前。
ぽてっとした曇り空で、とてもとても風の強い朝。
雲がどんどんちぎれて、何かに引っ張られるみたいに流れてゆく。
島の上下水道を管理している建物の坂を降りたら、ニシ浜はもうすぐ。
風の抵抗と戦いながら、ひとこぎ、ひとこぎ。
ペダルに乗せた足へ全体重を託して、自転車の車輪を、ぐるりとまわす。
ぐるり、ぐるり、ぐるり。
その繰り返しをひたすらに、続ける。
数十分前に起きたばかりなのに。
ワタシの好奇心は、体から普段見せてくれない力を呼び起こしてくれる。
細胞が、わくわく、している。
単純だなぁ、ワタシ 笑
ニシ浜の側には白やぎさんや黒牛さんが、のんびりといます。
人間のことなんて、まったくおかまいなし。
マイペースをくずさない、そんなところが、またのどかで愛らしかったです。
ブレーキをかけつつ、最後の坂をくだって砂浜へ。
だぁれもいない、日本で一番南の海岸。
今日は波が高くて、風も強くて。
昨日ほど透き通った水の色では無かった。
「待ちわびた坂道を通り抜け、ひとやすみ。空を見上げて」
久しぶりにちょっとだけ、大声で歌ってみる。
なんか歌いたくなった。
ちょっとだけ開放的になれた。
そんな気がしました◎
小一時間くらい貝拾いとかお散歩をして、ニシ浜にお別れ。
・・・・最後の自転車、激こぎです 笑
離島の船の当日の運行状況は、
島によりますが色んな方法でお知らせされます。
村の中で放送があるところもあれば、ネットで調べるなど様々。
うりずん家さんでは、朝ご飯をいただいている時にお父さんが教えてくれます。
朝から風の強かった今日。
1便は運行が決定したけれど、2便は出るかすら不明。
(ちなみに波の高さが3メートルを超えると、出航は厳しくなるそう)
ワタシは1便で出ることに元々していたけれど、
もう1人の友達は当初2便で出て西表島へ向かう予定にしていました。
が、西表までの直通便も怪しくなってきているようで、
一度石垣まで1便で戻り、西表を目指す旅程へと変更。
この臨機応変が旅だなぁって思います^^:
お母さんにお世話になったお礼を言ってお支払いをしたら、
宿の名入りのミニライトをくれました☆
これは旅に役立つので、すごくありがたかった!
港まで送ってもらって、ずらっと並んだ旅人の後に続いて1便の列に並ぶ。
最初島に来たときに、
「どんな気持ちで波照間を離れるんだろう」って思っていた答えは
『また戻ってきたい』でした。
その後、石垣までの船旅はというと・・・・。
マリンアトラクションさながらの大揺れ!
波が高くて、通常1時間かからない乗船時間を大幅にオーバーする
1時間半の船旅ときたもんです^^;
でも、その揺れでうとうとしてしまうワタシ・・・・。
どこまで順応してるんだか・・・笑。
ゆったり自分のペースを取り戻せた波照間。
本当に濃厚な時間を過ごせた島でした!
何度も訪れる人が多いのも納得◎
ぜひ次も行きたいと思います^^